
すでにマツダ車に乗っている方も、これから購入を検討している方も是非知っておいてほしい機能をご紹介します。
より運転を楽しめて、かつ運転技術も上達できるかも!
・i-DMとは?
・i-DMの設定、確認方法
・i-DMの評価方法について
・意外な恩恵も?!
・まとめ
i-DMとは?
i-DMとは、現行のマツダ車(軽自動車以外)に搭載されている「インテリジェント・ドライブ・マスター」の略称で、運転操作を評価してくれる運転支援システムです。
マツダ公式の説明を引用すると、
マツダ車の「走る歓び」と「優れた環境安全性能」を十分に実感していただくためのドライビングサポートシステムです。
乗員全員が車両との一体感を感じながら爽快なドライブを楽しめるようになる運転技量の習得/向上をサポートします。
〜「マツダコネクト取扱説明書」より〜
となっています。
マツダがクルマづくりで掲げている「走る歓び」「人馬一体」といったものを、より体感できるようになるための運転技術の習得を支援してくれるシステムですね。
i-DMの設定、確認方法
i-DMは特に設定をしなくても、エンジンをかけた時点で運転操作の評価が始まります。現在どのようなスコアになっているかは、マツダコネクトで確認することができます。

メインメニュー画面の「情報」を選択

「i-DM」を選択

現在のステージや今回の運転スコア、これまでの平均スコアを確認することができます
ステージは1st→2nd→3rdの順で上がっていきます
スコアは5点満点です

設定でナビ画面と同時に表示することもできます
i-DMの評価方法について
運転中は常にi-DMで評価されています。評価項目は「アクセル操作」「ブレーキ操作」「ステアリング操作」の3項目です。スピードメーター内を確認すると直前の運転がどう評価されているかがわかります。



画像の通り、走行中にスピードメーター内にブルー・グリーン・ホワイトのランプが点灯します。それぞれのランプの意味は以下の通りです。
ブルー:しなやかな運転。適度な加速変化がありながら、なめらかな運転操作でクルマと乗員が一体となって動く、安定した運転。
グリーン:やさしい運転。乗員の体の揺れが小さく、安定した走行で燃費の良い運転。
ホワイト:体が揺れる運転。急な運転操作により、乗員の体の揺れが大きく、不安定な走行で燃費が良くない運転。
アクセル・ブレーキ・ステアリングを適度に操作していれば、ブルー・グリーンのランプが点灯し加算されます。急加速・急ブレーキ・急ハンドルなどの操作をするとホワイトのランプが点灯し減点となります。
急な運転操作以外にも短時間のうちにアクセル・ブレーキ操作を繰り返すことも減点になります。
評価は1分毎に計算され、平均スコアは過去評価10回分の平均が表示されます。
運転終了時のスコアが4.8点(5点満点)以上を5回連続で出せると、次のステージにランクアップします。ステージが上がるにつれて評価が厳しくなり、高得点を出すのが難しくなってきます。ですが、高得点を出せるようになるということは、それだけ運転が上達しているということです!
意外な恩恵も?!
実際私がi-DMを意識するようになったのは半年前くらいからです。こういう機能があるのは知っていましたが、あまり気にしてはいませんでした。ふと、「せっかくある機能なら使ってみるか…」程度で意識して運転するようになりました。
恩恵1つ目は、このシステムの目的である「運転の上達」です。高得点を狙うと必然的に丁寧な運転になります。やさしい運転・しなやかな運転といっても、ただゆっくり走るというわけではありません。
適度な加減速、適度なステアリング操作と必要な操作を必要な分だけできるようになります。
そして当たり前ですが、急な運転操作をしないためには周囲の状況をしっかり把握する必要があります。先行車との車間距離はしっかり空ける、数台先まで見る、危険予測など教習所で習ったはずの当たり前の運転です。これらを意識することで急な運転操作をかなり減らせますし、何より自分の身を守る安全運転に繋がります。
恩恵2つ目は、本記事タイトルにもある「運転が楽しくなる」です。
私自身元々運転するのは好きでしたが、より好きになりました。私の現在のスコアは本記事に使用している画像の通り、3rdステージの平均スコア4.7です。一時期は1分毎のスコアを気にしながら運転していましたが、最近はスコアを見ずに運転し、最後エンジンを切るタイミングでスコア表示される際に4.5〜5点を維持できるようになったので、「上達したんだな〜」と嬉しくなります。
なによりマツダが掲げている「人馬一体」「走る歓び」をしっかり感じて運転できることがとても楽しいです。思った通りの加速・減速・コーナリングと「人馬一体」とはこういうことかと体感できます。
そして意外な恩恵の3つ目は、「燃費がよくなる」です。
これはかなり意外でした。半年前から車の使用頻度や通勤経路は全く変わっていませんが、i-DMを意識しただけで若干ですが燃費がよくなりました。
私が乗っているのは「CX-30 20S BlackToneEdition 2WD 6MT」です。ガソリンエンジンのマイルドハイブリッドのモデルですね。半年前の平均燃費は10.7km/lでしたが、現在は11km/lになりました。0.3km/lと微々たるものではありますが、運転の変化で燃費が良くなるとは思いませんでした。

このままいい運転を続けていくと、どこまで燃費がよくなるのか楽しみですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
既にマツダ車に乗っている方でも、i-DMを気にせず乗られている方が多いんじゃないかと思います。少し気にしてみることで、運転操作のスキルも身につき、高得点を狙えば必然的に周囲の交通状況にも目が行くようになり安全運転にも繋がります。そしておまけで燃費も少し良くなるかも?!(これについては個人差があるかもしれませんので悪しからず…)
私個人的にはi-DMを意識して運転することで、一石三鳥くらいの恩恵がありました。
マツダ車に乗っていてただの移動手段にするのは勿体ない(と個人的に思っている)ので、是非意識してみてよりマツダ車のカーライフを楽しみましょう!